文化プログラム

松井章写真展 ボリビアを知ろう~東部オリエンテの魅力~ 

松井章写真展 ボリビアを知ろう~東部オリエンテの魅力~  Akira Matsui

会期:2024年8月3日(土)-31日(土)
於: インスティトゥト・セルバンテス東京
《特別展示》 日本・ボリビア外交関係樹立110周年 
日本人ボリビア移住125周年 「絆」 ~サンフアンとオキナワの道のり~ **写真家松井章さんがギャラリーにお越しの日時** 8/20 (火)13:00-16:00 8/23 (金)13:00-16:00 8/24 (土)13:00-16:00 8/27 (火)13:00-16:00 8/29 (木)13:00-16:00 8/31 (土)13:00-16:00

ボリビアの自然は実に多様です。雄大なアンデス山脈には白い峰々が林立し、アルティプラーノ(アンデス高原)では地平線まで大平原が広がります。そして、国土の 6 割を占めるのが東部オリエンテ地方です。 今回の写真展では、この東部オリエンテ地方で、アマゾンの熱帯雨林と乾燥した平原(チャコ地方)の2つの地域をご紹介します。

<アンボロ国立公園> サンタクルス県の西部に位置するこの国立公園は、世界で最も生物多様性に富んだ原生林の一つです。アマゾンの上流域に当たる山岳地帯で、美しい原生林と不思議な形の岩山が見事な風景を作り出しています。

<チキタニア> 先住民チキタノ族が暮らした地域をチキタニア地方と呼びます。芸術の才能に長けるチキタノ族は、イエズス会により伝来したキリスト教の文化と融合し、木彫や音楽、寺院の建設などで、見事な花を開かせました。現在も彼らは伝統的な生活と信仰を守り、芸術を愛し暮らしています。アマゾンに隣接する地域ながら、乾燥した平原とテーブルマウンテンが林立する不思議な景観の地域です。

 <「絆 ~サンフアンとオキナワの道のり」> 日本人のボリビア移住 125 周年を記念する本年、この東部オリエンテ地方に深く根付いた日本人の移住地(コロニア)の特別展「絆(KIZUNA)」を開催します。 特に、日本の文化が色濃く残るのが、2つの移住地、今年で 70 周年を迎える「オキナワ移住地」と 69 周年を迎える「サンフアン移住地」です。日本から来た移民の方達は、アマゾンの原生林を無数の苦難の末に切り開き、豊かな農地へと生まれ変わらせました。農業を始め、養鶏や畜産でも大きな成功を収め、ボリビア社会に大きな貢献をしています。
本特別展では、日本人の移民が築き上げた2つの移住地の「今」を紹介する写真を展示します。

松井章
風景写真家。神奈川大学外国語学部スペイン語学科卒業。1996 年より南米アンデス山脈を中心に渡航を続ける。いま私たちが暮らす世界とは異なる「もう一つの世界」をテーマに、南米の幻想的な風景を撮影。日本写真家協会(JPS)正会員。

主催

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