文化プログラム

スペインの歴史を旅するI ~起こりから中世まで~

スペインの歴史を旅するI ~起こりから中世まで~ Instituto Cervantesde Tokio

スペインの歴史を旅するI
~起こりから中世まで~
日時:10/5、10/19、11/2、11/16(各週土曜日11:00-12:30)
会場:インスティトゥト・セルバンテス東京
講師:立石博高(東京外国語大学名誉教授)
参加費:18,000円(内消費税10% 1,636円)
言語:日本語


スペインは地域ごとに自然環境が異なり、人びとが歴史のなかで創りあげた景観や暮らし方も大きく異なっている。「情熱の国」という言葉で一括りにすることはできないのだ。 

本シリーズの(Ⅰ)では、イベリア半島の自然環境と地政学的位置をおさえて、先史時代から古代地中海世界、そしてローマ世界に重要な位置を占めた「ヒスパニア」を概観し、西ゴート王国の時代、イスラームの進出とアル・アンダルスの時代の特徴を見ることにしたい。さらにイスラーム勢力を放逐するレコンキスタの時代を見るが、それはキリスト教勢力の漸次的拡大という単純な歴史過程ではなかったことを指摘したい。そこに生まれた「三宗教」 の対峙、共存と軋轢は、その後のスペイン社会の展開に重要な意味をもった。

講座プログラム

1)イベリア半島の自然環境と地政学的位置
2)ローマ帝国の時代から西ゴート王国の時代まで
3)アル・アンダルスの社会
4) 多様性のなかの中世世界

【お知らせ】
本講義は、立石博高先生著『スペイン史10講』の第1講~第3講に沿って行われます。
講座内では先生ご提供の図像資料を活用しながら、ビジュアルを重視した「スペインの歴史」へアプローチします。

主催