文化プログラム

メタバースが描く新たな世界地図: 人工知能と文化的ナラティブ―ヨーロッパと日本の視点から

メタバースが描く新たな世界地図: 人工知能と文化的ナラティブ―ヨーロッパと日本の視点から Instituto Cervantes de Tokio

ネット上の仮想空間において人々がアバターとして活動し、交流・創作・経済活動を行うメタバース。 この新しいデジタル空間は、技術・法律・文化が交わる新たな地政学的フロンティアを生み出しています。

本講演では、クラウディオ・フェイホー教授(マドリード工科大学/上海同済大学)、高橋百合子教授(早稲田大学 WILAS)をお招きし、ヨーロッパと日本がどのように仮想環境の発展において、規範的および産業的リーダーとして位置づけられるのかを分析します。
テクノロジーへの単なる憧れを超えて、メタバースが「デジタル主権」と「イノベーション力」をめぐるより広範な競争をどのように映し出しているのか、そしてヨーロッパのデジタル・ヒューマニズムと日本のテクノロジー美学が、いかにして倫理的で創造的かつ包摂的なデジタル空間の形成に寄与しうるのかを探ります。

また対話を通じて、デジタル政策や創造産業から、ハイブリッド環境における新たな存在様式・アイデンティティ・文化外交に至るまで、学術的かつ文化的観点からその変化の意味を考察します。

主催