日欧の映画交流の誕生 娯楽映画の黄金時代・日欧映画交流
Daniel Aguilarゴジラに隠し子? スーパーマンとゴルゴ13が東京でデート? 「名も無き惑星」への旅? 血まみれの森?
5月14日からインスティトゥト・セルバンテス東京で行われる展覧会でこの質問に答えます。 19世紀後半に各国で行われた万国博覧会に端を発し、ヨーロッパ全土に"日の出ずる国"日本への興味が広がりました。20世紀ヨーロッパと日本の映画を通じた交流は、西洋と日本、当時の魅力を端的に示しています。
監督、プロデューサー、技術スタッフらの熱意ある働きかけにより、当時の映画スクリーンは、放射能性モンスター、宇宙船、奇妙な素性のスーパーヒーロー、現代のサムライ、アジア風の古代ギリシャ神話が活躍の場を得ました。第二次世界大戦終結後、国際映画祭で大規模な映画製作が行われるようになった傍ら、娯楽映画 (ファンタジー、アドベンチャー、ホラー、サイエンス フィクションなど) が人気を博しました。そしてこのふたつのジャンルで互いに並外れた名声を得る作品が数多く生まれたのです。 本展覧会は、映画批評家、同ジャンルのエキスパート、ダニエル・アギラール氏によるキュレーションで、1954年から1979年までにヨーロッパ諸国(主にスペイン)で印刷された日本の娯楽映画の素材と、同時期に日本で発表されたヨーロッパ娯楽映画素材、マニア垂涎のポスター、カタログ他を展示します。 もうひとつの娯楽世界を見つける旅にようこそ!