文化プログラム

シンポジウム『スペイン語圏×日本、アニメの未来会議』

ヨーロッパでは、日本アニメが「文化現象」として広がり、若年層からの支持やストリーミング、イベント・グッズ市場の活況により確固たる存在となっています。その影響を受け、欧州各地でも独自のアニメ作品が生まれています。
中でもスペイン発の『ロボット・ドリームス』は、国際的な受賞に加え、日本での興行収入2億円突破という快挙を達成しました。スペインにおけるアニメ制作本数や売上、国際評価はいずれも拡大中で、政府による税制優遇も後押しし、大型スタジオからインディーズまで幅広い作品が注目を集めています。

一方、日本のアニメ業界は世界の先頭を走り続ける一方で、制作現場の労働環境、若手人材の流出、作品ジャンルの偏りなど、構造的課題を抱えています。 今回のトークでは、スペインと日本という両極からアニメ業界の現状と未来を見つめ直し、制作現場の視点、フェスティバルの現場、そして第一線のプロフェッショナルの声を交えながら、今後の可能性を議論します。

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