日本とスペインにおける臓器提供 -スパニッシュモデルの可能性-
世界で最も臓器提供者の多い国、スペイン。人口100万人あたりの年間死体臓器提供者数は46.9人(2017年)に達し、その数は日本の約53倍に相当します。このスペインの取り組みは“スパニッシュモデル”と呼ばれ、世界的な課題である臓器提供数を飛躍的に増やす策として世界的に注目されています。 本シンポジウムは、スペイン・日本おいて移植医療に第一線で携わる専門家を招き、臓器提供に対する不安や不信感を軽減するためにスパニッシュモデルではどのような取り組みが具体的に行われているか、また日本においてどのような取り組みが必要かを様々な分野の専門家が両国の現状を分析し、検討することを目的としています。 スペインと日本の専門家が専門分野の垣根を超え「臓器提供」というテーマの下に議論する本邦初の試みとなります。
