インスティトゥト・セルバンテス東京 は、スペインの著名な映画監督・ドキュメンタリー作家 アランチャ・アギーレ 氏を迎え、映画上映&トークイベント をシアター・イメージフォーラム(渋谷)で開催します。
本イベントでは、彼女の代表作ともいえる 『ダンシング・ベートーヴェン』(2022年制作)、ダンスと音楽、そして異なる背景を持つアーティストたちの情熱が交差する瞬間を捉えたドキュメンタリーを上映します。
上映後には、監督自らがドキュメンタリー映画の可能性や、芸術創作と振付作品の解釈についてお話します。
ベートーヴェンの不朽の名作『第九交響曲』を題材にした本作の舞台裏をお楽しみに。
ダンスという「普遍の言語」を通じて、新たな芸術の世界が広がる瞬間に立ち会う機会をお見逃しなく!
『ダンシング・ベートーヴェン』
アランチャ・アギーレ監督/2022年/スペイン・スイス/80分/日本語字幕付き
1964年、ブリュッセルのシルク・ロワイヤルで初演され、20世紀バレエ史上の傑作と称えられた伝説のステージがあります。それが、天才振付家モーリス・ベジャール 率いる20世紀バレエ団が踊った ベートーヴェンの『第九交響曲』 の舞台です。総勢80名以上のダンサーに加え、オーケストラ、ソリスト、合唱団を含む総勢350名のアーティストが結集するこの壮大な作品は、その規模の大きさゆえに長年再演が実現しませんでした。
しかし2014年、東京バレエ団創立50周年記念として、東京バレエ団とモーリス・ベジャール・バレエ団 による共同制作が実現。空前絶後の一大プロジェクトとして蘇ります。本作 『ダンシング・ベートーヴェン』 は、この奇跡のステージを作り上げるまでの過酷な練習、度重なるリハーサル、そしてダンサーたちの情熱や苦悩を克明に記録したドキュメンタリーです。
