ミロ展開催記念講演「ミロ芸術の見方が変わるーミロと日本」
バルセロナ出身、スペインを代表する画家のひとり、ジョアン・ミロ(1893-1983)は若い頃、初めてパリに旅行する以前から日本美術に親しんでいました。日本への憧憬は生涯失うことなく、浮世絵、俳句、書、拓本、奈良絵本、陶芸、民芸、土偶や埴輪など、さまざまな日本の文化に触れていたのです。戦前の日本で展示された作品、あるいはミロがアトリエに飾っていた民芸品、日本美術に着想源を得た作品など、ミロと日本との結びつきを示す品はたくさん残されています。ミロと日本の交流の過程を知ると、ミロ芸術が多くの日本人の共感を呼ぶことにも納得がいくのではないでしょうか。
この度インスティトゥト・セルバンテス東京は「ミロ展ー日本を夢みて」の企画者副田一穂氏(愛知県美術館)、学術協力者リカル・ブル氏(バルセロナ自治大学、オンライン参加)と松田健児氏(慶應義塾大学)を招きミロ芸術を多角的に見る講演会を実施します。
展覧会の見所、展覧会開催に至るまでの裏話、そして2月に刊行された松田氏・副田氏の共著『もっと知りたいミロ』(東京美術)についてお話いただきます。
【展覧会情報】 ◎2022年2月11日―4月17日
Bunkamura ザ・ミュージアム
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/22_miro/
◎2022年4月29日―7月3日
愛知県美術館
https://miro2022.jp/
*3月1日に公開
◎2022年7月16日―9月4日 *予定
富山県美術館
https://tad-toyama.jp/