『マリンチェ』著ラウラ・エスキヴェル
マリンチェの愛称でよく知られているマリアリーニは、エルナン・コルテスの「憎き」恋人であり、またアステカ帝国の言語をスペイン語へ翻訳してエルナン・コルテスを支えた女性です。 数世紀後、彼女は母国の人々を裏切った裏切者と非難されました。「Como Agua para chocolate」の著者ラウラ・エスキヴェルは、この女性の人生の冒険を激しくもあたたかいタッチで記しています。 この小説は、歴史的背景とラウラの想像力を基に書かれたもので、メキシコの土地と女性らしさ、の2つの主要なテーマに焦点を当てた忘れられない物語です。
ラウラ・エスキヴェル,(1950年メキシコシティ生まれ)は教師および映画脚本家として活動を始めました。1989年に彼女の最初の小説「Como Agua para chocolate」の出版により商業的成功を収め、世界的に知られるようになりました。この作品は1992年に当時の夫アルフォンソ・アラウによって映画化され、メキシコ映画芸術科学アカデミー賞で10のアリエル賞を受賞しました。 彼女は1994年にABBY (American Bookseller Book of the Year) を受賞した最初の外国人作家でした。 ラウラはLa ley del amor (1994), Tan veloz como el deseo (2001), A Lupita le gustaba planchar (2014), El diario de Tita (2016), なども出版しており、いずれも 「Como Agua para chocolate」のシナリオや主人公たちを回帰させる作品です。