文化プログラム

ジャーナリズム講座 スペイン語で語る「日本」

ジャーナリズム講座 スペイン語で語る「日本」 Instituto Cervantes de Tokio

ジャーナリズム講座
スペイン語で語る「日本」
日時:  8/29, 9/5, 9/12, 9/19, 9/26, 10/3 (木曜19:00-20:30) 
会場:インスティトゥト・セルバンテス東京
講師:ゴンサロ・ロブレド
参加費:27,000円(内消費税10%: 2,455円)
言語:スペイン語(要レベルB1-)

スペイン語で「日本」はどのように語られ、どのように記されているのでしょうか?
スペイン語圏における日本のイメージの大半は、日本に駐在する記者や特派員が発信する記事、ルポタージュ、ツイート、テレビ番組といった情報によって作られています。 幅広い読者に向けて標準的な言葉が使われている記事やニュースは、手っ取り早く読解力や語彙力を高めるのに最適な教材です。 当コースでは、日本人の生徒には馴染みのある日本のことが語られた記事を教材とするため、内容を理解しやすく、その分、新しい表現や語彙を覚えたり、スペイン語圏のメディアの異文化に対する視点を学ぶことに集中することができます。   

コース終了時には、新しい表現や語彙が増えているだけでなく、16世紀から欧米でずっと語られてきた日本観が、どう形成されたかについて説明できるようになっているでしょう。さらに、これから時事問題を理解していくうえで必要な、専門家がよく使う情報源についての知識も備わります。

講義と宿題の主な言語はスペイン語です。スペイン語推奨レベルはDELEのB1以上です。スペイン語ネイティブも歓迎です。
1.    日々のニュース スペイン語圏の特派員が東京から発信する報道の構成と内容(政治、経済、社会、文化、スポーツなど)。 2.    スペイン語で語られてきた日本に関する記録の歴史 16世紀のザビエルの書簡から、コロンビア商人のニコラス・タンコ・アルメロやスペイン人作家ビセンテ・ブラスコ・イバニェスの日本旅行記、そして現代の特派員の記事に至るまで、「日出ずる国」に関してスペイン語で書かれた記述の変遷。
3. スペイン語圏の報道における日本のステレオタイプ 「芸者」「寿司」「着物」といったスペイン語圏の人々が抱くステレオタイプな日本のイメージの由来、そしてその役割。
4. 国境を超える言葉 情報源 翻訳が難しい「おにぎり」「帯」「玄関」など、日本で日常的に使われる名詞。そして、「パエリア」「パン」「タパス」といった日本に根付いたスペイン語や、「マンガ」「アニメ」「折り紙」などスペイン語圏にも渡って定着した日本語。 様々なテーマに関する情報を得るための、情報源の紹介。当コースで学んだことの応用。 


講師:ゴンサロ・ロブレド
1981年から日本在住のコロンビア人プロデューサー・ジャーナリスト。スペイン通信社エフェ及び新聞エル・パイスの日本特派員を務める。現在は日本に関するドキュメンタリーやレポートをスペインテレビ(TVE)、カナル・クアトロ(スペイン)、ユーロニュース、ESPN(アメリカ)他世界中のスペイン語圏報道網で発表している。 1994年に東京で発行されたスペイン語週刊誌インターナショナル・プレスで比較文化に関するコラムを1994年から2010年にかけて連載。同内容のコラム連載を、2020年からはコロンビアの全国紙エル・エスペクタドールで再開している。これらのコラム集が「キスのない国」(エボヘ版)というタイトルでスペインで出版された。

主催

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