講演会『アジアからヨーロッパへ:アタプエルカが語る人類進化の歴史』
講演会 アジアからヨーロッパへ:アタプエルカが語る人類進化の歴史 1月27日(月)18:30~ 在京スペイン大使館協力により在日本スペイン人研究者会が本講演を開催します。スペイン・カスティーリャ・イ・レオン州ブルゴスにあるシエラ・デ・アタプエルカ遺跡は、ヨーロッパで最も多くの化石を出土しており、人類起源を解き明かすための貴重な存在になっています。世界遺産に登録されているこの遺跡で発見された最大4つの人間集団の人骨化石の中には、ヨーロッパに到着した最初のヒト科、最古の食人の証拠、またおそらく人類史上初めての葬儀行動が認められます。最新の調査で は、ホモ・アンテセッサー種に代表される最初のヨーロッパ人の起源は、おそらくアフリカ人ではなくアジア人であり、人間の進化の分野にパラダイムシフトを生むきっかけとなりました。ブルゴス国立人間進化研究センター(CENIEH)所長のマリア・マルティノン・トレス名誉教授を招き、同遺跡の最新研究についてお話を伺います。