『瞳をとじて』試写会
1985年、東京のミニシアターで記録的な動員を打ち立て社会現象を巻き起こし、今もなお多くの映画ファンに語り継がれる『ミツバチのささやき』のビクトル・エリセ監督が、第76 回カンヌ国際映画祭で31 年ぶりの長編新作を発表。長い沈黙を破り描かれるのは元映画監督と、謎の失踪を遂げたかつての人気俳優ふたりの、記憶をめぐる 【人生】と【映画】の物語。 『ミツバチのささやき』で見出されたアナ・トレントが50 年ぶりに同じく“アナ”の名前を持つ女性を演じる。 これまでの不在を微塵も感じさせない詩情豊かに綴られるワンシーン・ワンカット、そしてラストに待ち受ける映画の始まりと未来を繋ぐ、圧倒的映画体験。ビクトル・エリセのまなざしは今、私たちに向けられる――。