チーム D：忘れられた暗号
第二次世界大戦は、それまでのどの戦いよりも、映画上のストーリーに取り上げられるという現象を生みました。刑事映画、陰謀もの、実験映画や作家映画など多岐にわたるジャンルによって複雑な戦争地図が描かれました。ホルヘ・ラプラセ監督による本ドキュメンタリーは、戦争のサブプロットの中でスペインが果たした役割に着目、これまで語られることのなかった暗号解読者を語ります。あらすじ：第二次世界大戦中、エニグマ暗号機によって作られたナチスの暗号を解読するため水面下の戦いが行われていました。当時最高のチェスのグループによる暗号解読は、20世紀最大の戦争を解決し、ヨーロッパの運命を決めるための最重要作戦でした。グループは「チーム D」と呼ばれ、多くは亡命中のスペイン共和党員で構成されていました。熱い戦いは知られてはいませんが、非常に重要な役割を担っていました。