文化プログラム

スペインをデザインした男

スペインをデザインした男 Cruz Novillo

国の民主化において、造形美術(デザイナー、イメージ クリエーター) 作家の存在が、重要視されることはありません。コミュニケーション力とマーケティング能力にたけたホセ・マリア・クルス・ノビロだからこそ、彼の能力に民主化移行への想像力が結びついて現象となり、さらにプロのデザイナーとして頂点を極めたと同時にパイオニアとしての新たなスペースを生むことができたのです。 


 フランコ政権時代にデザインを、ニューヨークのコミュニケーション理論を学んだホセ・マリア・クルスの作品は、作品を通じてその社会的アイデンティティを得ることに成功しました。また様々なコンセプチュアル・アートの仕掛けを開発することにも成功しました。 彼は同分野で20 世紀末を代表する他のアーティストらと肩を並べようとしたのです。

 あらすじ:
 切手やスペイン鉄道、スペイン社会労働党のロゴ、マドリッド共同体の旗と紋章、国家警察の旗、1979 年から 1985 年までのペセタ法案、その他大手エネルギー会社Endesa、レプソル S.A.のロゴやエル・ムンド紙、アンテナ3ラジオ、映画「エル・スール」、「カラスの飼育」のポスターは同一人物がデザインしたものと知っていましたか?
ホセ・マリア・クルス・ノビロは、スペインが民主化へと変貌を遂げる中、スペインのイメージを一新しました。しかし、彼の仕事はそれだけではありませんでした...。

写真

ビデオ

Tráiler "El hombre que diseñó España" (Documental) from Llanero Films on Vimeo.

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